基本情報技術者合格のための勉強法まとめブログ

情報系の学生にとってはもはや必需品  ”基本情報技術者” しかし、実務経験のない学生では午後試験の突破は難しいです。 そんなあなたの悩みを打ち消すヒントが詰まったブログです。

基本情報技術者とは

おはようございます。今回の記事では基本情報技術者とはなんなのか、いつ試験があるのか、試験を受けるメリットは何なのか、についてお話していこうと思います。

 基本情報技術者とは

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基本情報技術者とは経済産業省が主催する国家試験「情報処理技術者試験」、その中の区分の一つです。

対象者像として「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けた者」というように試験要綱には記載されています。

 

基本情報技術者では、その名の通り、幅広い分野の中から基礎的な知識が中心的に出題されます。

情報処理技術者では、それぞれの資格のレベルが分けられていますが、この基本情報技術者レベル2に該当します。ちなみに、レベルは1から4まであります。

 

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レベル1に該当するのはITパスポート試験です。基本情報技術者とITパスポートでは出題範囲や求められる知識量が違いますが、最も大きな違いはプログラムに関する知識が求められることだと思います。

 プログラミング経験のない人やプログラミンが苦手な人にはつらい試験になると思います。現に、この基本情報技術者試験に不合格となってしまう人の多くは、プログラミング関連の問題で点数が取れていないと思います。

 

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試験は毎年4月と10月の第3日曜日に行っています。

試験の内容は?

 基本情報技術者試験午前試験午後試験に分かれています。午前試験、午後試験ともに試験時間は150分間とかなり長めです。集中力を持続させるのも大変です。

特に午後試験の場合は、問題の難易度に加えて、お昼休憩の後ということもあり眠気に襲われやすいので注意が必要です。

 

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どうやって申し込むの?

基本情報技術者試験はこちらのリンクから申し込むことができます。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_01mosikomi/_index_mosikomi.html

受験資格はありませんので誰でも申し込むことができます。

4月の試験への申し込みは、1月中旬から約1か月間、10月の試験への申し込みは、7月中旬から約1か月間あります。

先延ばしにすると申し込みを忘れ受験できなくなってしまうこともあるので、早めに申し込むを終わらせることをおすすめします。

午前試験

午前試験は、朝の9時30分に開始し、12時ぴったりに終了します。途中退出も認められているので、見直しまで終わった人は早めに午後試験の対策に取り掛かったほうが良いです。

問題は全部で80問あり、全ての問題が四肢択一です。

合格の基準は得点が60点以上、全てが同じ配点なので48問以上正解で合格ということになります。

過去問題から多く出題されやすいので、見たことのある問題と出会うこともちらほら。速い人は1時間ほどで終了してしまう難易度です。

対策としては、テキストを一通り学習し、過去問を解きまくることがおすすめです。躓いた問題はすぐにテキストで再確認し、知識を定着させていきましょう。

 

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午後試験

午後試験は、昼の1時から開始し、3時30分まで続きます。こちらも途中退出可能です。午前試験と午後試験の間のお昼休みは1時間です。

問題は13問出題され、そのうちの7問を選択して解くことになります。すべてが長文問題なので、いかに集中力を切らさずに食らいついていけるかが合格の鍵となります。

 合格の基準は得点が60点以上です。ただし、問題ごとの配点は決められていないので、「全問題数の6割以上が正解だから合格」というわけではありません。

ただし、設問の後半の問題ほど配点が高い傾向があるので、前半だけ解き、後半は放置、などしていると余裕で落ちます。

 

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対策としては、多くの過去問を解き問題の形式になれることだと思います。また、文章が長ったらしいので、いち早く問題のポイントをつかむことも大切です。要点さえわかれば、ぽんぽん解けていきます。

余白が結構あるので、図を書いたり、わかりやすいように文章をまとめたりすると、問題が解きやすくなります。

試験合格の基準は?

前述の通り、午前試験、午後試験ともに60点以上が合格の基準となっています。ただし、一度の試験で午前試験と午後試験ともに60点以上をとらなければいけません。

例えば、「午前試験は60点以上取れたけど、午後い試験では取れなかった」この場合は不合格となってしまいます。

また一度合格基準を満たしたからといって、次回から試験が免除されることはありません。

特に基本情報技術者は午後試験が難しいので、午後試験のせいで何度も受験しなくちゃいけない」という人がたくさんいます。基本情報技術者の勉強では、午後試験を中心にやったほうが良いです。

試験のメリットは?

基本情報技術者に合格することは、就職活動での企業からの評価自身のスキルの証明などの点で大きなメリットがあると思われます。

 

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就職活動でのメリット

 近年では、基本情報技術者を全社員向けの表彰対象資格推奨資格昇給の条件などに採用している企業が増えてきています。

これが示しているのは、企業も基本情報技術者を取得することは一定の技術やスキルが必要であり、それを保持している人材は評価に値する」と認めていることです。

ですので、高校生や大学生が基本情報技術者を所有していると企業からはプラスの評価を頂けます。

働きだしてからとってもいいんじゃないの?と思う人もいるかもしれません。確かにその通りですが、働きながら勉強するのはとても大変だと思います

  • 毎日仕事が終わった後に、自宅で勉強する気になりますか?
  • 休日を返上して勉強する気になれますか?

とても大変なことだと思います。社会人の方には「申し込みはしたけど、仕事の都合で受験できなかった」という人もいるそうです。

学生の時間のあるうちに取っておくと、後々楽になります。またこの資格を持っていることで、IT業界に興味があると証明することもできます。

 

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自身のスキルの証明

(1)情報技術全般に関する基本的な用語・内容を理解している。

(2) 上位技術者の指導のもとにプログラム設計書を作成できる。

(3) プログラミングに必要な論理的思考能力をもつ。

(4) 一つ以上のプログラム言語の仕様を知っており、その言語を使ってプログラムを作成できる。

(5) プログラムのテスト手法を知っており、単体テストを実施できる。

 

基本情報技術者に求められる技術の水準です。資格を取得するということは、これらの水準を満たしていると証明できるということです。

これらの技術は企業内でも高く評価され、昇給などの基準に使われています。

 

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まとめ

 基本情報技術者のはたくさんのメリットがあります。

もし、受験するかどうか考えているのなら、迷わずに受けることをおすすめします。