基本情報技術者の勉強法 ~パレート図~
今回の記事では基本情報技術者のマネジメント分野で出題されるパレート図の勉強法についてお話していこうと思います。
パレート図とは
パレート図は「QC7つ道具」の一つです。データを項目別に分類して、データの大きさの順に並べた図のことを言います。パレート図は「棒グラフ」と「折れ線グラフ」を用いて書かれます。
パレート図の目的
パレート図の目的は重要な項目を視覚化することです。
データを項目別に分けただけでは、どの項目が大きな影響を与えているのか判断することは難しいですが、パレート図であれば容易に判断できます。
図のように左から大きな順に並べるので、左にあるほど影響が大きいということがわかります。
また後でも説明しますが、折れ線グラフは比率を表します。折れ線を見ても影響の大きさがわかります。
そうすれば、どの項目に重点的に対処すべきかの判断材料になるし、改善前後の効果も視覚的にわかります。
基本情報技術者でのパレート図
基本情報技術者試験では「棒グラフ」と「折れ線グラフ」が何を意味しているのかをきちんと理解しているのかどうかが問われます。
「棒グラフ」で影響の大きさ、「折れ線グラフ」で累積比率を表していることを理解しておいてください。
ABC分析
パレート図を使った分析の手法の一つに「ABC分析」があります。
「ABC分析」では累積比率により、全体の項目をAグループ、Bグループ、Cグループの3のグループに分けます。
Aグループは全体の約7割、Bグループは約7~9割、Cグループは9~10割の範囲に入ります。
この手法は商品の売り上げ分析によく使われます。
企業の売れ筋商品の分析をし、どの商品を重点的に取り扱っていけば、さらなる利益をもたらすかの判断をすることができます。