基本情報技術者の勉強法 QC7つ道具
おはようございます。このブログは基本情報技術者に合格するための勉強法をまとめたブログです。今回の記事ではマネジメントの分野で出題されるQC7つ道具の勉強法についてお話していこうと思います。
品質とは
品質の定義は「その製品やサービスが使用程度をどれほど満たしているのか」です。
もっと簡単に言うと、「お客様が製品やサービスにどれほど満足しているのか」ということです。
一般的に、「お客様が満足できるもの=高品質」です。
当然、お客様が製品やサービスに求めている基準によって、品質の基準が違ってきます。
例えば、性能を重視しているお客様の場合、どんなに高額であろうが、どんなに納期までに時間がかかろうが、性能が高いほど品質がいいのです。
逆に、価格を重視しているお客様は、それほど性能が高くなくても、納期までの時間が長くても、お手頃の価格で手に入れることができれば、それは品質がいいのです。
お客様の求めているものはそれぞれ違うので、品質の基準を一概に決めることはできません。
QC7つ道具
QCとはQuality Controlの頭文字で、品質の管理を意味します。
製品やサービスがお客様の求めている品質を保つことができているのかを管理します。その管理を行う際に役立つ手法が7つあります。それらをまとめてQC7つ道具と言います。
これら7つをQC7つ道具と言います。
これらは、現場に潜むさまざまな情報を分析し、視覚的に表すことで「どこに問題があるのか」「どこを重点的に対応すべきか」というのを把握しやすくします。
特性要因図
特性要因図は結果と原因を魚の骨のような図に表したものです。結果に対してどのような原因が関連しているのかを明確に表すことができる手法です。
パレート図
パレート図は項目別に層別したものを大きい順に棒グラフで表し、それらが全体に占める割合を折れ線図で表すものです。重要な項目がなんなのかを視覚的に判断できます。
ABC分析などに使われます。
管理図
管理図はデータの変化を折れ線グラフで表し、異常や問題を視覚的に判断する方法です。時系列でデータの変化を表すので、リアルタイムで管理できます。
チェックシート
チェックシートは確認すべく項目をあらかじめ列挙しておき、それぞれに確認結果を記入していきます。
散布図
散布図は対になった2つのデータを縦軸と横軸に取り、2つのデータの関係性を見る手法です。
層別
層別は「データをどのようにグループ分けするか」という考え方です。QC7つ道具の中でこれだけはグラフではありません。
ヒストグラム
ヒストグラムは収集したデータをいくつかの区分に分け、その区間ごとのデータの個数を棒グラフとして表すことで、データのばらつきを視覚的に確認できる手法です。
まとめ
- 品質はお客様が満足するかの程度を表す
- 品質を管理する手法にQC7つ道具がある
過去問に挑戦
ヒストグラムを説明したものはどれか。
管理図を説明したものはどれか。