稼働率の計算方法
計算得意ですか?
基本情報技術者って
計算問題がたくさん
出題されますよね?
計算が苦手な人にとっては
ネックだと思います。
そこで!
今日は
システムの稼働率の
計算方法について
説明していきます!
稼働率というのは、
システムが運転している
全ての時間に対して、
稼働している時間の
割合のことです。
この数値が大きいほど
システムの信頼性は
高くなります。
値の範囲は、
0 ~ 1です。
0の場合は全く稼働していない
1の場合は常に稼働している
ことを意味します。
稼働率を求める公式は
これです。
MTTRは
システムの復旧にかかる
平均時間です。
言い換えると、
システムが故障している時間です。
MTBFは
システムが稼働している
平均時間です。
式の分母を見ると
・故障している時間
・稼働している時間
この2つを合わせたものが
システムの全運転時間です。
そして、分子には
MTBFが来ます。
これだけで
システムの稼働率は求まります。
しかし、試験の問題は
そんな単純なものではありません。
たいていの場合、
システムを直列か並列に
つないだものが出題されます。
システムを直列につなぐと
こんな感じになります。
この場合、
2つのシステムが稼働していないと
全体のシステムは止まってしまいます。
システムAの稼働率をA
システムBの稼働率をB
とすると、
A × B = AB
これが全体の稼働率になります。
並列の場合はこんな感じです。
この場合、
どれか一つでも稼働していれば
全体として稼働していることになります。
ですので、
稼働率を考えるときは
全てが故障しているときで考えます。
システムA、Bともに
故障している確率は、
(1 - A) × (1 - B)
で表すことができます。
システムがすべて
故障している確率を
1から引けば、全体の稼働率になります。
したがって、並列の場合は、
1 - (1 - A) × (1 - B)
で求めることができます。
稼働率の計算に関する問題です。
↓
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2017h29_2/2017h29a_fe_am_qs.pdf
問15
解説動画もあるので
ぜひ参考にしてください!
↓
https://www.youtube.com/watch?v=Wo6zikIEotY